アイスバーはどのように食べる?

私たちが食品を口にするとき、その食品の部分に沿って官能は動的に変化します。しかし、食品の官能評価は、一回だけ食べて実施されることがよくあります。そうなると、消費者の実際の動的な喫食行動とかけ離れてしまいます。

アルファ・モスの海外消費者試験のパートナー、SensoStat社(フランス)は、General Mills社と共同で、より適切な官能プロトコルを開発するために、消費者によるアイスバーの食べ方を調査し、その結果をPangborn 2021で発表しています。

アイスバーの表面を舌で舐める動作、歯で砕く動作、アイス表面を口で吸い込む動作といった喫食行動について、また縦に食べていくのか、周りから食べていくのか等の方向について、ビデオモニタリングを行った結果をまとめています。

官能プロファイルを定義する前に、こうした観察研究により、食品の部分に沿って個々の喫食スタイルを考慮することがとても重要であると示唆されています。


14th Pangborn Sensory Science Symposium
Theme: Food Choice & Consumer Behaviour

So many eating styles to consume an ice cream bar
Arnaud Thomas1, Eric Teillet1, Arnaud Mimouni2, 1SensoStat, France,2General Mills, France